鶴ヶ島シティオーケストラは埼玉県鶴ヶ島市を拠点として活動するアマチュアオーケストラです。
≪ 鶴オケの歩み ≫
1981年 ( 昭和56年 ) 5月、木下初代代表の「この町にも自分たちのオーケストラを」という呼びかけに応えて、17名が集まりました。幼稚園児から50歳を超えたおじさんまでという幅広い年齢構成の「かわつる合奏団」として発足し、翌1982年には他オーケストラなどからの応援を得、名前も「鶴ヶ島室内合奏団」と改名して第1回の定期演奏会を催しました。以来、年1回の定期演奏会の他、小規模な春のコンサートなどを積み重ねて着実にその歩みを進め、1991年 ( 平成3年 ) に 「鶴ヶ島シティオーケストラ」 という名称に変更し現在に至っています。その間、ヴァイオリンの久保陽子さん、ピアノの若林顕さん、伊藤恵さん等著名なプロ演奏家との共演も実現、また第20回定演では発足当時幼稚園児団員だった川口静華さん( 芸大を出て活躍中 )をソリストに迎え、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏するという感激もありました。また第30回定演は、森重さんが指導する市民オーケストラの一つである前橋交響楽団と合同で、マーラーの交響曲第1番「巨人」に挑むという記念演奏会を持つことができました。
合わせて演奏会の他にも地域の催しや病院・学校でのコンサートと活動の幅も広がって、県内でも認められる市民オーケストラに成長しました。現在は5月の「さわやかコンサート」、夏の「ファミリーコンサート」、そして12月の「定期演奏会」と年3回の演奏会を定期的に催しています。
常任指揮者 ( 兼・練習の指導者 ) は、発足当時が学生指揮者の鈴木大介さん、1983年~1991年が東京都交響楽団チェロ奏者の小野道夫さん、1992年から現在の群馬交響楽団第一トランペット奏者の森重修実さん。
≪ 鶴オケとは・・・ ≫
団員は現在50人前後です。練習は鶴ヶ島市南市民センター ( 鶴ヶ島駅・徒歩10分、駐車場有 ) で、日曜日夜7時から9時半まで行っています。練習参加のパートのバランス、出席率は良好です。
演奏会場は 「定期演奏会」 「さわやかコンサート」とも、坂戸市文化会館をホームとして来ましたが、地域に根ざした活動が実を結び、鶴オケを楽しみにご来場くださるお客様で満席に近い状態になることもあります。最近はウェスタ川越を使用する機会も出て来ました。
ファンの皆様が、「わが街の誇りです」と言ってくださるのが、私たちにとって一番の励みとなっています。
練習の特徴は、プロ・オーケストラ奏者である森重先生が、ほぼ毎回ご指導くださることです。本番を見据えながらも、曲の構成、フレーズ、アーティキュレーション、和音の移り変わり、音色の変化といった基本的なことをわかり易く学べる絶好の機会となっています。
明るく楽しい練習は指揮者のモットーでもあり、お手伝いいただく外部の方から「アットホームなオケですね」とよく言われます。市民オーケストラとして長く続いている秘訣はそんなところにあるのかも知れませんね・・・